以上の考察をまとめると、つぎのようなことがいえる。第一に、何故、男は女を愛し、女は男を愛するのかという問いに対する答えは、動物のオスとメスが互いにひかれあう状態と同じである。つまり、専門的にいうと、オスないしメスから発せられるフェロモンが相手をひきつけて、動物ならば恋、人間ならば恋や愛という衝動を起こさせるわけである。 第二に、人間における理想的な家庭の在り方に対する科学的な答えは、存在しないという結論が得られた。つまり、その人にとって幸せな関係が、理想的な家庭(家族)というわけである。 以上で第3章をとじることにする。 |
序章 学問とは自発的行為である 学問とは自己満足の世界である 学問的行為者の学問的行為 学問は必ずしも社会の役に立たないのは当然 私的空間と公的空間をつなぐ方法−論文− 序章での引用文献・参考文献 第T章 何故、日本の物価は世界と比べて高いのか(経済学) (1)はじめに (2)為替レートの変化 (3)内外価格差の現実 (4)むすび 第T章での引用文献・参考文献 第U章 何故、戦争は起こるのか(国際政治学) (1)はじめに (2)戦争の歴史 (3)経済的要因からみる戦争の出現 (4)生物学的要因からみる戦争の出現 (5)何故、戦争は起きるのか (6)経済制裁で、北朝鮮を追いつめてはいけない (7)むすび 第U章での引用文献・参考文献 第V章 何故、男は女を愛し、女は男を愛するのか(大脳生理学) (1)はじめに (2)男が女を愛し、女が男を愛する理由 (3)男と女の関係を決める要素は何か (4)男と女のつりあった関係 (5)むすび 第V章での引用文献・参考文献 終章、あとがき |