ニックス 1970年代 ブラジル、メキシコ、ペルー → 経済成長の失敗 ニーズ 年代 台湾、韓国、香港、シンガポール→ 経済成長の成功 経済成長→工業化 cf.日本においては3つの中国(中国、台湾、香港) や4つの中国(中国、台湾、 香港、シンガポール)という言い方をすることがある。 中国大陸ではそのような言い方をしない。
工業化率(GNPに占める工業生産額の比重) 日本、韓国 30% 中国 40%に近い 工業化成功の基礎となる六つの要素 1)農業生産力 日本……明治以前から工業基盤を支えられるだけの農業生産力があった 2)指導者層 欧米……下からの革命 アジア…上からの革命(経済面における具体例「開発独裁」) 又、企業家精神に富む企業家の存在も重要。 3)教育 アジアでは教育に熱心 日本……大学進学率40% 台湾……年間4000人の博士号取得者 中国、韓国、台湾は、日本以上の受験地獄 4)インフラ 都市化 日本……70年代から東京の一極集中 韓国……70年代から農村からソウル、釜山などの都市への労働力移動 中国……90年頃から農村から都市への労働力移動。89年の春節に2000万人の 移動がきっかけ。 5)技術開発 日本……技術開発力(エリート)+現場での改良(労働者) *(日本の場合、労働者の中に大卒者が含まれている) 他の国…技術開発力(エリート)だけ (場合によっては労働者が新しい技術を使いこなせない) 6)資本蓄積 投資 ↑ 貯蓄……アジアの国々は消費をせずに貯蓄する 日本の貯蓄率30%〜40% → 貯蓄する理由 ・ローン ・教育費 など 中国 90年代 1元=平均12円 *年間2000億元の個人貯蓄から95年に6000億元に増加。
現在の日本の産業政策……情報産業、ベンチャー 日本での産業政策の成功 地域傾斜発展政策 韓国、中国…重化学工業重視 中軸都市化→軸性効果 台湾…………軽工業重視 生産性 日本 生産性低下 → 人件費(給料)が高い ↓ 競争力の低下→ 新技術、高付加価値で競争力の維持(資本集約型産業) cf.中国 労働集約型産業でないと失業者を吸収できない(各国の特殊性の一例) 技術移転の問題 日本は韓国、台湾、中国に技術移転をするべき → 経済格差縮小のため