東莞は3月9日に100人目の感染者が報告されたのを最後にそのまま封込できました。死亡は1名だけであり、広東省で感染の1、2番争いをしていた広州と深圳に挟まれていた地域であることも考慮すると非常にいい防疫対策ができているようです。
日本人会もいち早く6月には再開できました。東莞の日本人会は、隣接する深圳や広州からも参加者がいますが、深圳以上にしっかりと感染対策をすることで対面セミナーも問題なく実施できています。
一方で意見交換会は今回初めてオンライン中継し、ウイズコロナ、或いはアフターコロナを意識した試みを積極的にしており、その防疫対策には学ぶべきところがあります。
1月23日以来なので、約半年ぶりの市外出張です。昨日東莞のある日本人会に参加しました。
下記の3点が気になりました。
昨日東莞のある日本人会に参加しました。30人以上が参加していました。
深圳の累計感染は462人ですが、東莞は100人です。東莞は550人の広州と深圳に挟まれているのに防疫対応で大健闘です。いち早く日本人会を再開できたのもそのためでしょう。
土曜日にまた東莞のある日本人会に参加しました。30人以上が参加していました。
マスク着用と広東省健康コード「粤康コード」だけでなく、「行程カード」の登録も要求されました。「行程カード」は過去14日以内に東莞市以外にどこにいたのかが明らかになるAPPのようです。私は深圳から参加したので、深圳が表示されています。
先週(9月16日)にオンラインで東莞市政府との意見交換会がありました。微信(WeChat)で「南方+」のQRコード(写真1-331参照)をスキャンし、画面の指示に従ってAPP「南方+」をダウンロードし、視聴しました。東莞の各政府部門の責任者が問題に対して見解を述べるので参考になります。
日本側は在広州日本国総領事館の石塚総領事やJETRO広州の清水所長も参加しました。中国側は東莞の万副市長が参加していました。日本側からは「東莞と日本のWin-Win関係の強化」、中国側からは「日系は外資の中で3番目に大きい」という発言がありました。
防疫期間終了後もぜひ意見交換会のオンライン中継は続けてもらいたいです。
土曜日(9月19日)に東莞のある日本人会に参加しました。参加者は約30人でした。
広東省健康コード「粤康コード」だけでなく、「行程カード」の登録も要求されました。もちろんマスク着用と検温もチェックされます。
すでに東莞は封込ができていますが、日本人会には隣接する深圳や広州からの参加者もいるので防疫対策を継続しています。
東莞に深圳の「i深圳」ような独自の健康コードはありません。東莞は広東省健康コード「粤康コード」を利用しているようです。東莞の日本人会は、健康コードだけでなく、移動履歴の「行程カード」も確認することでより徹底した防疫対策を実施しています。
東莞住民のマスク着用率は、出張の度に低下していき、9月にはマスク着用者が少数派になっていました。これからインフルエンザの季節「冬」に向かっていくにあたり一抹の不安がないわけでなありませんが、ショッピングモールの人手は大分戻っており、深センのショッピングモールよりも人手が多く、東莞は一足早く日常を取り戻しつつあることを実感できました。