中国農業研究006
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■研究対象
「緑の革命」は食糧問題の解決に大きな貢献をした。 「第2世代問題」とは、シュルツがいう”食糧問題”が解決した後にあらわれる”農家問 題”のことである。 「第2世代問題」の内容には、人口周密な農業国と天然資源の豊かな農業国で差がある。 人口周密な農業国はW.A.ルイスやフェイ・レニスの「無制限労働供給型開発モデル」(「2重経済型開発モデル)によって食糧問題を解決すること(農業の生産性突破)ができる。 天然資源の豊かな農業国はラ・ミントの「余剰吐け口理論」を工業化段階まで拡大した開 発モデルによって食糧問題を解決すること(農業の生産性突破)ができる。 緑の革命の「第1世代問題」に当たる食糧問題の解決のためには、それに適した制度が必 要である。しかし、その制度は「第2世代問題」を解決するためには障害となる。「第2 世代問題」の解決のためには構造調整が必要になる。 「第2世代問題」の解決のためには、日本・台湾・韓国型が考えられる。(図4を参照) |
城西大学大学院 石川滋研究室 1999年8月6日 内田真人 |
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